重水素ブログ

水素よりも少しだけ重い重水素

この夏おすすめの本3選!良質な日本語に触れよう!

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みなさんお久しぶりです。

海外に住んでいると、日本語はネットを通してしか吸収できず、何かもどかしい気持ちになっていた最中、先日帰国した際に、読書にハマったのでそんな体験を皆さんに共有しようと思います。

おすすめ図書

読書の良さは下の方に書くとして、とりあえずおすすめの本をご紹介します。

とにかく私の日本語の飢えを癒す目的で読んだ本なので純文学から大衆文学、新書本など多岐に渡ります笑

3位:『正欲』朝井リョウ 

正欲

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 こちらは私が一番好きな大衆文学作家の朝井リョウさん最新の小説です。

「特殊性癖」を持つ登場人物達がそれぞれどう繋がっていくかが綺麗に描かれており、『桐島、部活やめるってよ』をさらに進化させた感じの描写が堪りませんでした。

とにかく心情や景色の書き方が見事で、一夜にして読み切ってしまいました。

ぜひ一度読んでいただきたい本の一つです!

2位:『マチズモを削り取れ』武田砂鉄

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こちらも私が大好きなライター武田砂鉄さんの最新の出版です。

TBSラジオ「ACTION」で知ってそれ以来推してるライターなんですが、評論の切り口が見事な上、日本語が上手で読んでいて気持ちがいいです。

題名の通りマチズモ(男性優位社会)を「削り取る」という内容なのですが、普段女性が諦めて仕方なく受け入れていることを正面から打ち砕こうという姿勢が素晴らしく、自分自身反省しなければならないことが多々ありました。

にしてもこの人、連載がとてつもない量あるのにどうやって仕事をこなしているのか、「わかりやすい」仕事術の本を出して欲しいです。

『偉い人ほどすぐ逃げる』、『わかりやすさの罪』も同時に読むと楽しめますよ

 

1位:『真ん中の子どもたち』温又柔

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この小説は何というか、今の自分、そして今自分が関わっている人達に通じるものがあって、すごく感動しました。

台湾人の母親と日本人の父親を持つ主人公が、似た様な境遇の人たちと関わり自分のアイデンティティを見つけていく小説なのですが、ストーリーの組まれ方が秀逸でした。

「日本人」って一体何なのか、そもそも自分がなに人であるかは重要なのか、多重国籍を認めない日本政府に対するアンチテーゼの様にも思えるし、「外人」と「日本人」を差別する日本社会に対する批判の様にも思える、そんな小説でした。

私はイギリスで生活している訳ですが、常に自分はこの国では外見的にも文化的にも外国人という考えがあります。

それが、「半分日本人、半分外国人」となってしまうだけで、日本でもその国でも「外国人」扱いされてしまう切なさ、自分がイギリスにいるときの感覚を常に持っている悲しさが描かれています。

一方で、それを強みに変えようという希望も描かれており、別に「国」に縛られて暮らす必要なんてないということも伝わってきます。

多和田葉子さんの『献灯使』にも似たような短編が含まれていた気がするのですが、「国」と自分のアイデンティティの関係性をしっかり考えていく必要があるのかもしれません。

読書の必要性

ではそもそも、読書はなぜ必要なのでしょうか。

「教養」と言われても、某メンタリストの立派な本棚を見てしまうと読書と教養はあまり関係ない様にも思えます。

ただ、それは読み方によるもので、良質な言葉に日々触れることによって教養はちゃんと養われると思います。

小説も何度も読み返し、付箋を貼って、解読していけばきっと教養は身につくはずです。

ところで、自己啓発本を読み漁る人は割といますが、私は小説を勧めたいです。

というのも、自己啓発本はその人の経験をそのまま文章にしたものなので、自分に当てはまる、当てはまらないのストライクゾーンが非常に狭い文章になってます。

一方で小説は、自分の経験にストーリーを合わせることができるので、良質な小説であればある程度楽しめるはずです。

そして少しでも考えるところがあれば小説家も本望ではないかと思います。

それでは、良い読書体験を。

 

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