写真好きな皆さんこんにちは。
何かとカメラの話題が増えてきているのですが、今日は去年ぐらいに人気が沸騰した往年の名機Contax T2をレビューしようと思います。
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ちなみに結論として、ものすごくいいカメラだと思いますのでその理由を以下で紹介します。
Contax T2とは
1990年代に発売された京セラ製の高級コンパクトで、32mmのフィルムで撮影することのできるカメラです。
定価は確か12万ぐらいらしく、本当に高級です。
チタン製の本体にこの色、本当に高級感がたまりません!
現代のカメラには中々こういった高級感のあるカメラはないので、逆に新鮮な感じです。
T2というからに当然T1があるのですが、たまたま父親がこのカメラを保有していたので譲り受けて使ってみたということです。
父親は昔登山が好きで、その際に風景画を撮影する目的でこのカメラを買ったそうですが、それもそのはずこのカメラはコンパクトで使い勝手がとてもいいのです。
チタンの重みは感じますが、サイズ自体は写ルンですと同じぐらいで本当に持ち運ぶのが楽しいカメラです。
ところで、マニアックな話をするとこのカメラはツァイスレンズを使っていて、カメラ本体が壊れた時にはレンズのみ抽出して一眼レフなどにオールドレンズとして使う人もいるぐらいレンズが素晴らしいカメラなんです!
使い方
もうすでにこのカメラを保有している方とか使い方が難しいと困るという方にこのカメラの使い方をお教えしようと思います!
電池を入れる
使用する電池はCR123Aです。
カメラ下部にコインで開けられる電池入れがあるので、そこに挿入しましょう。
まだ電池を持っていない方はAmazonからぜひご購入ください。
フィルムを入れる
初めてだと中々手こずるかもしれませんが、背後の蓋を開けて、普通にいれて定位置にフィルムを少し引っ張り出して蓋を閉じれば自動的に巻かれて撮影できる様になります。
上面左上の数字が00と表示されていれば正常ですので安心して撮影しましょう。
ちなみにまだフィルムを持っていない方は以下のフィルムがおすすめなのでぜひお買い求めください。
電源を入れる
ご覧の様に、右側のダイヤルを回すことによって電源を入れることができます。
AFがオートフォーカス、それ以外はピントが合う距離を表しています。
風景を撮る時は♾にセットしましょう。
それ以外の操作部分、並びに表示部分は書いてある通りです。
ダイヤルを回すとレンズが現れてきます。
絞りを決める
さて、このレンズにもダイヤルがついているのですが、これは絞りリングといって、絞りを調節するダイヤルになります。
絞りというのは、レンズの中の羽根の開きを表していて、F値によって表されます。
さらにいうと、F値というのは、レンズの焦点距離と口径の商なのですが、まあ細かいことは分からなくても大丈夫です。
簡単にいうと、F値が小さいほどレンズ内の穴が広がるので、より明るい写真が撮れます。
逆にF値が大きいとレンズ内の穴が小さく、より暗い写真が撮れます。
つまり、暗い時にはF値を小さく、明るい時にはF値を大きくすればいいのです!
また、F値はピントの合う範囲にも大きく影響します。
小さいほど背景がボケた写真が撮れて、大きいほど全体にピントの合った写真が撮れます。
ちなみにこのカメラは「絞り優先」で撮影することになるので、絞りを決めると明るさに応じて自動的にシャッタースピードを設定して撮影できる様になるので、我々は絞りだけを決めればいいのです!
困った時はF値を2.8に設定すればプログラムAEといって何となくそれっぽい写真が撮れるので心配は無用です!
ちなみに雷マークはフラッシュ撮影を表していて、2つ雷マークがあるものは赤目軽減フラッシュという意味なので暗所で人を撮影する場合はこれを選択しましょう。
撮影する
それで絞りを設定したらビューファインダーを覗きましょう。
そうするとシャッタースピードなどの情報が表示されるので、その表示に従って撮影をしましょう。
説明が難しいですが、下の三角形が緑色になっていたらピントが合っていて、赤色だと合っていないという感じです。
ピントを合わせる為には被写体を真ん中の丸に重なる様にして、シャッターボタンを半押ししましょう。
そしてピントが合ったらシャッター半押しのままフレームを変えて撮影ができます。
フレームは外側のカギカッコなので
それで、左側の数字がシャッタースピードを表しています。
500か125と表示されていれば基本的に手振れをしないので、そこを目標にして絞りを設定してもいいかと思います。
ちなみに500が点滅していれば露出オーバーということなのでもしそうなったら感度の低いフィルムを使用するかF値を上げましょう。
シャッタースピードも問題なければいざシャッターを押し込んで撮影しましょう!
撮影したらビューンという音とともにフィルムが巻かれてすぐに次の撮影ができます。
それで全部撮影し終えたら自動的に巻き戻して現像に出せる状態にしてもらえますので、巻き戻しが終わったら蓋を開けてフィルムを取り出し現像に出しましょう!
注意点
これだけは注意して欲しいのですが、まだフィルムを全部撮影し終える前に蓋を開けない様に気をつけてください。
というのも、感光といって撮影した情報がダメになってしまい、写真が無駄になってしまうのです。
ここまでで分からないことがあれば
いろいろ説明してきましたが、この様にカメラの基本を押さえていないと使うのが難しい部分があるかと思います。
逆に、今までオートでしか撮影してきていない人はこのカメラで勉強してみるといいかと思います。
ただ、ここまでで分からないという方はマニュアルがネット上にアップロードされているのでぜひダウンロードして確認してみてください。
作例
いやいやここまで長くなりましたが、いよいよお待ちかねの作例です。
今回使用したフィルムは先ほどおすすめした富士フイルムのISO感度400の35mmネガフィルムです。
ちなみにフィルムカメラって撮影時の設定が記録されないので僕みたいにズボラな人はすぐに忘れてしまいます汗
なので今回はそういった設定に関する記述はないのでご了承ください!
ワカサギ釣り@山中湖
逆光時でも変なゴーストとかフレアがなくていいですね。
ツァイスレンズの素晴らしさというか何というか。
結構編集した写真ではあるのですが、雲の感じとスワンボートの感じがマッチしていていい雰囲気を醸し出しています。
富士山がめちゃめちゃ綺麗です。
フィルム感もすごいあっていいですね。
ただ、1枚目もそうですが左下に何か異物が写ってますね。
現像時のミスなのでしょうか。
今回もいつもの様にカメラのキタムラに頼んだのですが、少し残念です笑
船の中はこんな感じで屋形船みたいな雰囲気です。
ちなみに、ワカサギ釣りの人によると、ワカサギ釣りは冬の風物詩的になっているものの、一番釣れるのは秋だそうです。
なので今回はあまり釣れなかったのですが、まあしゃーない。
終わった後は「小作」でほうとうを食べたのですが、このお手洗い表示がエモい。
上野公園
平日だったので人は少ないですね。
にしても美しい、何を撮ってもエモい!
上野動物園も行きました。
やはり左下に何か写ってますね。
ただ、ここでフィルムが切れてしまってまだ現像してないのでパンダの写真とかはまた今度ということで。
結論:フィルムカメラは基本おすすめ
見ていただいた通りフィルムカメラは本当にレトロ感があってすごい綺麗です!
中古価格でも若干高めのコンタックスT2ですが、今買う価値はあると思います。
写ルンですに近いのに、写ルンですよりも写りがいいので魅力的なこのカメラ、ぜひ一度手にとって楽しんでみてください。
今回はキタムラで現像してもらったのですが、左下の写りこみがやはり気になるので次回はキタムラでも別の店舗にお願いしようと思います。
にしても本当に綺麗なのでぜひ使ってみてください。
ということで、また次回まで。