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【エンタメレビュー】韓ドラ『愛の不時着』が沼すぎる!

『愛の不時着』予告編 - Netflix - YouTube

皆さん、韓ドラは好きですか?

このブログの読者層からして、好きな人はいないと思いますが、僕もそのうちの一人でした。

僕は元々韓ドラに興味がなくて、三浦春馬主演の「2WEEKS」など、韓ドラのリメイク版は観たことがありますが、本家大元の韓ドラをちゃんと観たのはアカデミー映画「パラサイト」が初めてでした。

そこから韓ドラへのアレルギーがなくなり、今回いよいよ「愛の不時着」で沼にはまりました。

今回は僕が沼にハマる要因となった「愛の不時着」の魅力について語り尽くそうと思います。

「愛の不時着」のあらすじは?

公式のあらすじはそれぞれで探せばいいと思うので、今回は僕の言葉で。

韓国の財閥令嬢が、パラグライダー事故で誤って北朝鮮に不時着をしてしまい、そこから北朝鮮のイケメンと出会い、そこからカクカクシカジカ、って実際に観てもらった方が早いと思いますし、ここから先は若干のネタバレが含まれますのでご注意ください。

一話が長く(1時間半から2時間程度)、これが16話続くので、日本のドラマからしたらかなり長いですが、一日中見てしまうほど沼なのでどうぞお気をつけて。

魅力①:主演俳優ヒョンビンがイケメン

ヒョンビン - 映画.com

僕は男性ですが、ヒョンビンのイケメンさには惹きつけられます。

何がいいかというと、よくある韓国アイドルとは一線を画すイケメンさで、化粧で綺麗にしたり、アイドルっぽい立ち振る舞いの様なことはしないので、今まで韓国アイドルが苦手だった方にもおすすめです。

魅力②:北朝鮮の生活がリアルすぎる

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北朝鮮といえば、独裁、事件問題、核といった政治主導の問題がよく取り上げられます。

韓国のみならず、日本やアメリカとも対立を続けており、未だに戦時状態にある国でもあります。

日本にとってはミサイルや拉致などといった国家レベルの問題や、在日コリアンの問題などがあり、中々いい印象を持ってらっしゃる方は少ないのではないでしょうか。

しかし、このドラマでは、そういった政治的な差異を取り壊し、北朝鮮という国に人間性を持たせています。

独裁政治で恐ろしいイメージの北朝鮮でも、その中には人々の生活があり、その生活は我々と何ら変わらない日常なのです。

そして、こういった生活がリアルに描かれているのが「愛の不時着」の面白さの一端なのでしょう。

魅力③:朝鮮半島の問題がより身近に感じられる

先ほどの部分にも関係しますが、朝鮮半島内の問題がより身近に感じられます。

日本人にとって北緯38度線はただの線でしかないですし、別に何か特別なものとは思えません。

しかしながら、朝鮮半島ではその一線を越えれば戦争が起きるし、その線は分断された半島の大きな溝を表しているのです。

このドラマの序盤で主役のユンセリは、「いつか統一したら…」というセリフを言いますが、そこには「統一して欲しい」という願望と、「統一はできないだろうな」という絶望の様な、非常に重い感じがします。

これはあくまでも僕の歴史的解釈ですが、同じ民族で、近い文化を育んでいるのにも関わらず、東西の大国の食い物の様な形で分断されてしまった朝鮮半島の重みを感じざるを得ません。

僕自身、今まで韓国の文大統領なぜそこまで融和に取り組むのかが理解できなかったし、どう考えても論理的には融和は不可能だと思っていました。

しかし、これは引っくり返るとまでは行かないにしても考え方が変わりました。

観れば分かるはずです。

魅力④:「らしさ全開」の純愛ラブストーリーに感動

何だろう、韓ドラのストーリーってあり得ない設定が多くないですか?

このドラマも例に漏れず、あり得ない設定の上であり得ない恋愛が繰り広げられるのですが、実写版「君の名は」みたいな感覚で、純粋な心になって観ることができます。

特にクライマックスのシーンでは泣きましたし、それ以前にも「耳野郎」のセリフで何度も泣きかけました。

それぐらい心を浄化してくれる内容だったんです。

魅力⑤:アナログ生活の面白さに共感

北朝鮮の文明はお世辞でもいいとは言えません。

電気も限られているし、ネットも繋がらない。

でもそのアナログさが気持ちいいんです。

我々に対するアンチテーゼ

例えば、平壌のレストランで停電するシーンがあるのですが、停電するとすぐにウェイターさんがロウソクをテーブルに持ってきて、やけにロマンチックになるんです。

これはアナログならではですし、電気が余るほどある生活をしている我々が忘れかけていた何かを提唱している様に思えました。

今やIT大国となりネットいじめや炎上の絶えない韓国や日本に対し、北朝鮮はアナログだけど人間味のある魅力的な世界に思えるかもしれません(渡航は控えるべきですが)。

こういったことから、このドラマは全体として韓国や日本などの先進国に対するアンチテーゼの様にも思えます。

後半でユンセリは「ソウルも危険な場所なのよ」とジョンヒョンに言いますが、まさにこの通りです。

我々は北朝鮮の盗聴や相互監視社会を拒絶し、人権問題だと批判していますが、実際に韓国もそう変わらないのではないか、ということです。

悪事は一瞬で世界に拡散され、お互いがお互いに私刑をし合う、これのどこが監視社会ではないのか、と思います。

デジタルタトゥーなどといった言葉ができるほど、社会がデジタル化すればするほど、我々はその弊害と共存していかなければならなくなります。

本当の幸福とは何なのか、これを再考させられました。

まとめ:ドラマ「愛の不時着」の為だけにネトフリを契約しても損はない

僕はこの韓ドラの為だけにNETFLIXを契約しましたが、後悔はしていません。

なぜなら、本当に面白かったし、色々と考えさせられたからです。

程よいユーモアとしつこすぎる恋愛シーン、それとたまに入る社会風刺の絶妙なバランスが、韓ドラの真骨頂なのかもしれません。

冬のソナタが好きだった方も、韓ドラアレルギー持ちの方でも、ぜひ一度観てください。

本当に面白くて沼にハマるかもしれませんが責任は取りません。

 

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余談①:

ジョンヒョンが繰り返し言う「大丈夫」という意味の韓国語「イロプソ」は韓国じゃなくて北朝鮮で使われる言葉らしいです。

韓国語は話せませんが色々と覚えました。

余談②:

このドラマの英題は「Crash Landing on You」=「あなたへ不時着」ですが、これを聞いたとき、邦題の方がかなりいいな、と思いました。

韓国語の題も邦題と似た様な感じなんですがね。文法が似てるから近そうですが。

余談③:

BBCによると、脱北者の証言を100%信用することはできないそうです。

なぜならば、北朝鮮の情報が少ない故、脱北者はお金稼ぎのためにより過激なことを言う場合があるからだそうです。

特にYouTubeをやっている脱北者は、再生数のためにより過激なことを言っている可能性があるので、鵜呑みにするのもいけないかと思います。